黄巾の乱が始まると宮殿では
張鈞が霊帝に対し、
中常侍に任命された12名の宦官たちが
十常侍という派閥を形成し、
それぞれが列侯となるだけにとどまらず、
一族を各地の地方官に任命し
私腹を肥やしていることが
争乱の元凶である
と上奏し、この十常侍を処断して
天下に詫びるべきであると述べた。
これを知った十常侍は一族の者を罷免し、
私財を売り払って軍庫に提供した上で
自ら獄にいき霊帝に処罰を願い出た。
これを知った霊帝は罪を不問として
十常侍に職務を全うさせようとした。
すると十常侍は、
張鈞が黄巾の内通者である
という話をでっちあげ
霊帝の怒りを張鈞へと向けさせ、
張鈞を自殺に追い込んだ。
この後、今度は宦官の呂強が霊帝に、
左右の貪濁なる者を誅すべき
ありもしない話を作り上げて中傷し
呂強を自殺に追い込んだ。
◆隠し財産
趙忠がひそかに豪邸を持っていることを発見し、
直ちに没収を上奏して軍資金とした。
相手を倒せるだけの代わりが
思いつかないため思いとどまった。
◆大将軍何進
何進は近衛を総督すると都の近隣の関所に兵を配備すると共に
兵糧を集めて各地に搬送する指示を出し、
伝来の兵器を整備・修繕して決戦に備えた。
(現地戦闘が雲梯なのでこれがどうなったか何を整備したか不明)
◆黒山賊
後を継いだ飛燕の異名をとる張燕の
盗賊・山賊戦法に翻弄されて蹴散らされ、
この後、さらに黒山賊が罪人・反乱軍・盗賊山賊を吸収して
巨大化したため手におえなくなっていた。
ところが、黄巾の乱が平定されると、
張燕の方から帰順伺いが来たため
喜んでこれに飛びついて
官職まであげちゃうことにした。